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前回までのあらすじ

vol.1〜vol.3までまだ見ていない方は、 https://hiroko-sahara.com/category/autobiography より記事一覧がありますので、そちらご覧ください(^^)
まさかのプロになることを諦める宣言をしてからすぐに公式戦で優勝してしまうとは夢にも思ってなかったですが、結果が出たのはなにより嬉しかったです♫
ビリヤードが好きでやってることですから、やっぱり楽しみながら試合できるのが一番ですね!

女流球聖戦への思い

道のりについて書く前に、当時の女流球聖位に対する思いを。
球聖戦は他の大会とは全く違うものだと感じてました。
名前からしてもそうですが、あの特設台のような感じで1つの台をギャラリーが囲むような感じで会場づくりがされ、応援団も結成されてものすごい雰囲気の中で試合をする。
それはやっぱり特別な大会、特別な名誉という感じでした。
だからこそ、いつかはあの場で試合したい、女流球聖位になりたい!という思いは、ずっとありました。

女流球聖戦への道のり

女流球聖への挑戦は、第1回の大会から挑んでいました。
前回の記事にも書いたとおり2007年に全関東、アマナインを優勝してから2年後の2009年に第1回女流球聖戦が行われ、2012年の第4回に女流球聖位となるわけですが、それまでの3回も毎年挑戦はしていました。

しかしC級戦やB球戦(球聖戦は予選をC級戦・B級戦などと呼ぶ)で敗退したり、勝ち上がれず泣かず飛ばずでした。

4年目の挑戦

関東予選

B級戦をなんとか勝ち上がっていき、A級戦の試合は16人でのトーナメントでスタートですが、北海道予選や東北予選を勝ち抜いてきた選手もこの枠に入るので、実質関東からは14名くらいがB級戦から抜ける形だったんですね。
もうここまで来たらほんとに皆さん強くて。。
A級戦まで進むと私の中では全く別のものでしたから、試合ができて楽しい!などと思う余裕は無かったです(^_^;)
ほんとに勝ちたい!!という思いで試合してましたね。
もうがむしゃらに。笑
準決勝・決勝は特にがむしゃらに。必死笑

途中のミスもありましたけど、結果拾って勝てた事もあり……
なんとか東のA級戦で優勝できました。

それは本当にもうめちゃくちゃ嬉しかったです(≧∇≦)
東日本の代表になれたんだ!あのマグスミノエで試合できるんだ!とw

不安

東日本の代表になったわけですが、マグスミノエでの東西対決は2,3週間後くらいだった気がします( ˟ ⌑ ˟ )
結構すぐに迫っていました。
あまり時間がなかったというのと、あの場で試合をするという、今まで経験したこともないことがこれから起こるんだ・・ということから、毎日毎日不安でした。。
そわそわしたり、練習もこんな練習でいいんだろうか・・・と思いながら練習したり。
日々そんな感じでした。

東西対決の前は2,3日前に大阪入りをして、マグスミノエで練習させてもらって。
メトロというあまり馴染みの無い台で試合をするので、多少でも慣れておこうと思いましたね。

本当に不安しかなかったです笑

東西対決

そして東西対決の当日がやってくるわけですが、相手は富山の田中さんという方。
結構有名で上手な方で。
また、富山だからということもあり、栗林プロもわざわざ応援に駆けつけてくるという。
もうそれだけで緊張でしたね笑
えー!プロも応援に来るの?!という笑

でもお世話になっていたスピリット1のオーナーさんが、応援団を結成してくれたり、いろいろと皆さんの手配などをしてくださっていて。
私からは「応援に来て!」なんて言えなかったので、あの場で一人で試合するのか・・・などと考えたりしてましたが、皆が応援に来てくれて、ものすごく嬉しかったし安心したのは覚えてます(^^)

そうこうして始まった東西対決ですが、、、
試合中はめちゃくちゃ緊張してて。。💦
今までで経験したことがないくらい緊張MAXでした!
ポジションがどうのこうのとか、そんな事考える余裕もないくらい視野が狭くなりました(>_<)
ひたすら目の前の1球をしっかり入れる!ということだけしか考えられなく、眼の前が真っ白になるくらい緊張してたのをよく覚えてますw
ほんともうがむしゃらもがむしゃらw

そんな状況で試合をしてたわけですが、勝てたときは心底嬉しかったです!
これで女流球聖位と戦える!
応援に来てくれた方たちに次の日も応援してもらえる。
明日も戦える!と。

女流球聖戦

当時の様子がYouTubeに残っていました

東西対決に勝てたことで、翌日の女流球聖戦へ。
もうここまできたらやるしかない!っていう気持ちだったわけですが、とはいえめちゃくちゃ緊張してました💦
前日と一緒。
そして、相手は米田さん。
米田さんとは何度か試合もしたことはありました。

試合は前日同様、緊張で目の前の1球のことを考えるので精一杯。
それだけを必死にやっていきました。。💦

ちなみに、東西対決は7先の3セット先取りで女流球聖位決定戦は7先の4セット先取りです。

応援団の応援のおかげもあって、なんとか勝つことができて、女流球聖位となることができました😊
(東西対決はセットカウント3-1、女流球聖位決定戦は4-2)
スコアは正直覚えていませんでしたので調べましたw

応援団の応援は本当に嬉しかったです!
勝てたことで応援に来てくれた方たちにも恩返しが出来て、ほんとよかった!って思ってた記憶が蘇ってきました(^^)
勝てたのも応援してくれた人がいたからだと、ものすごく感謝しましたね‼️

女流球聖位になったあと

勝った瞬間ですが、当然嬉しかったのは間違いないですが、私なんかでいいの・・・??という感じもありました💦
上にも書いた通り、女流球聖というのが私の中で美化というか、特別感がある感じがしてたんですよね。
翌年からは予選も東西対決もなく、スーパーシードという位置にいて。
それにふさわしいところにいる人なんだろうか・・・・
それにふさわしい人がなるべきなんじゃないだろうか・・・
私がそうなっちゃったの・・・??なってもいいんですか・・・??
という感じでした💦

また、それから普段のハウストーナメントでも、女流球聖位の人だ!という目で見られ。
それはそれでプレッシャーでしたね。。💦
勝って当たり前な雰囲気も若干ありましたし、負けたら女流球聖位に勝った!って言われるし、、
それらしく振る舞わないといけない、という重圧はずっとありました。

そんな感じでしたが、おかげさまでその後3年間防衛できたのですが、長くなってしまったのでその話は次の回で話します(^^)

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